2011年3月6日日曜日

世界と戦うため一貫した強化方針を確認 ラグビー日本代表

ラグビー日本代表の強化も着々と進んでいます。

8年後のW杯日本開催へ本腰を入れはじめた。
という感じですね。

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9月開幕のニュージーランドW杯に臨む
日本代表スコッド(候補)41人が
先月2月28日に発表されたが、その1週間前、
日本代表を率いるジョン・カーワン・ヘッドコーチは
同22日から2日間、奈良・天理市で行われた
高校日本代表合宿で指導していた。

その夜には
画期的な初の“統一会議”が開かれていたそうだ。

高校代表・松井英幸監督をはじめ、
日本A代表・薫田真広監督
U-20代表・元木由記雄HC
も集結。

仕掛け人の中竹竜二・コーチングディレクターは
「初めてなので、それぞれがどんなことをやっているか、
互いに知ることが大事だった」。

日本代表はユース世代まで一貫し、
世界と戦うために備えるべき武器を、
それぞれの頭文字をとって「4H」
(速く、低く、激しく、走り勝つ)

として掲げています。

統一会議では各代表の強化方針に加え、
他の代表への要望も出し合った。

「カーワンHCがあそこまで基本を徹底しているとは…。
4Hへの意識が変わった」。

高校代表の松井監督にとって、現役時代にラグビー強国の
NZ代表で世界一になったカーワンHCと指導について
直接対話できたことは、収穫だった。

同HCを支える豪州人のマイケル・バーン・コーチが
主催したタックル練習も、集まった関係者をうならせた。

たとえば、右肩が得意で左肩が苦手なA選手。
試合でなぜ左肩でのタックルが失敗しやすいか。
左肩でタックルする場合、左足を踏み出すのが基本。
A選手は左肩で当たる際、右足を踏み出すクセがあった。

多くの指導者が肩に原因を求めるが、同コーチは足の運びに着目。
身体構造を理論的に学んだうえでの指導には説得力がある。

中竹CDは
「何を教えているかではなく、何に基づいて教えているか。
指導者の方にそのプロセスをみてほしい」と、
こうした集まりを再び開催する意向を示す。

W杯を迎える今季、
その財産を8年後の日本開催のW杯へ残す作業も、
同時に進められているようです。

速く、低く、激しく、走り勝つ。
いいですね。頑張れニッポン!
コストやリソース面でのメリット