2010年11月15日月曜日

真鍋JAPAN「IDバレー」の真髄

やりました♪ みごとメダル獲得です。

バレーボール・女子世界選手権 最終日
(11月14日、国立代々木競技場ほか)
日本が3位決定戦で米国に3-2で逆転勝ち。

真鍋政義監督が提唱するデータ重視の「IDバレー」が結実し、
32年ぶりの世界選手権でのメダルを獲得しました。

試合が終わると、真鍋監督は真っ先にデータ分析を
担当するスタッフのもとへ駆け寄った。就任2年目での大仕事。
自ら掲げる「IDバレー」が結実した瞬間でした。

平均身長の低い日本が世界と戦うために必要なこと。
それがデータ重視の戦いだったそうだ。

試合中は多機能情報端末「iPad」を手にし、
スタッフが入力するその日の情報をリアルタイムで取得。
読み解いた多くのデータを具体的な指示に変え、
采配に生かすスタイルを実践。

「ベンチにいる選手だけじゃなくて、
全員が同じ気持ちで戦えた」

その裏には、真鍋監督が持ち込んだち密なデータバレーがあった。
徹底的に相手を分析し、
試合中にもiPadを手放さない姿が印象的でしたね。

その成果を証明したのが、最終セットの9、10点目。
「山本選手の決定率が高かった」上に、相手ブロックに強打は
不利と分析し、山本選手が連続フェイント。これが見事決まる。。。

このときの勢いはすごかったですねー。

「数値で示されるから説得力がある」ことで、
投入された選手も外された選手も納得して動く。

指揮官への信頼の下、一丸となるのは当然だったのでしょう。

対戦するチームの詳細なデータベースも作り選手に公開し、
専用ソフトにアクセスすれば、チェックしたい選手の映像や、
スパイクの得意コース、ブロックのクセなど詳しいデータが
表示されるそうで、まさに最先端を行くIDバレーですね。

選手はパソコンに向かい、夜な夜な対策を練ったのもうなずけます。

「選手には具体的な数字で示して指摘する。
ああしろ、こうしろ
だけじゃ今の選手はついてこない。」

冷静な分析を好む指揮官らしさが、
快挙達成に大きく寄与したのです。

拾ってつなぐ日本スタイルにIDバレーが加わり
どこも真似できない、これぞ日本のバレーボールというものを
追い求めてほしいと思います。

それは、
金メダルへのサクセスストーリに違いありません。


ちなみに
「ID野球」を標榜した、プロ野球楽天の野村克也名誉監督の
著書を好んで読む真鍋監督でした。。。^^;
コストやリソース面でのメリット