2010年11月9日火曜日

信は力なり

『信は力なり』
西村徳文(千葉ロッテ監督)


就任1年目の千葉ロッテ西村徳文監督は、
日本一に導いた史上9人目の新人監督となった。

その瞬間、西村監督の険しかった顔が一転、柔和になった。
指揮官が喜びを爆発させる選手の輪にゆっくりと向かう。
2試合で10時間39分の死闘。

日本シリーズ進出を決めたときと同じ、
3度宙に舞った。

「よくここまでたどり着けました。みんなの力ですね。
最初から選手を信じただけ。
チームスローガンの和のとおり、
みんなが一つになれた」


「信は力なり」

帽子のつばにもこの言葉を書き記しているそうです。
西村監督が尊敬する高校ラグビーの名将・伏見工高の
山口良治総監督の言葉。無名の公立高校を、
全国制覇の常連校にまで育てたあげた苦労人。

事あるごとに携帯電話で連絡を取り合い、
この言葉の重みを再認識してきたそうです。

何度も訪れたがけっぷちにも負けなかった。
開幕後スタートダッシュに成功したが、
5月には唐川投手ら主力選手の故障が続出。。。

夏場には7連敗を喫し、
シーズン残り3試合は1試合でも負ければ4位の危機だった。

それでも窮地に追い込まれるたび繰り返したのは

「選手を信じて戦います」

この言葉だった。
コストやリソース面でのメリット