故郷・岩手の復興支援活動に力を注いだ小笠原は、
ホームタウンの茨城5市のためにも『朝市』で支援する。
被災地チームを引っ張る小笠原選手!
http://www.sanspo.com/soccer/photos/110417/sca1104170506004-p1.htm
J1鹿島が、福島第1原発事故の風評被害に苦しむ
ホームタウンの農家支援に立ち上がった。
MF小笠原満男主将の発案でJリーグ再開となる横浜M戦(23日、国立)
の試合前に、隣接する明治公園(新宿区、渋谷区)で地元特産の野菜を
販売する『朝市』を開くことが4月16日、分かった。
震災に加え、風評被害にも苦しむ地元農家のために、
J1鹿島が立ちあがった。
『朝市』を開催するのは、J再開の4月23日、横浜M戦の試合前。
修復工事のため閉鎖中のカシマスタジアムの代替会場、
国立競技場に隣接する明治公園で、午前9時からキックオフまで約5時間、
ホームタウンの茨城5市(鹿嶋、神栖、潮来、鉾田、行方)で
採れた野菜を販売する。
当日は鹿嶋市のキャベツや、鉾田市のメロンなど
多岐にわたる特産品が並ぶ予定とか。。。
10トントラックで運び入れ、テント8張り分で売る大規模なものだ。
これまでスタジアムで特産物を販売するなどの取り組みはあったが、
Jクラブが風評被害対策支援の即売会を開催するのは初の試みとなる。
「形になったことはうれしい。こういうときだからこそ、
茨城のものを選んで買ってあげてほしい」
と力を込めるのは主将の小笠原だ。
岩手出身の小笠原は避難所訪問や物資輸送など、東北への支援活動を
率先して行ってきたが、一方で原発事故以降、風評被害から
販売数が約4割減と苦しむ農家の力になりたいと事業担当者と
話し合いを続けてきた。
支援はさらに広がる。震災直後から支援を申し出ていたJ1磐田は、
鹿島を通じて茨城県産野菜と福島県産野菜をそれぞれ50万円分ずつ
買い取り、29日の広島戦(ヤマハ)の来場者にプレゼントする予定。
90年代後半からし烈なタイトル争いを繰り広げてきた
ライバルチームに、
「輪が広がっていくのはうれしい」と小笠原。
安全性PRに一役買い、チーム一丸、
風評被害に泣く地元農家を“アシスト”する。
J1鹿島から目がはなせない・・・。