またまた新星現る!
男子マラソン界も下克上ですね。
無名選手でも実力を発揮する土壌ができてきたのでしょうか。
いい流れです。。。
4位の中本健太郎選手も2時間9分31秒ので
代表候補に名乗り。
途中まで日本人トップを争った今井正人選手は
終盤失速し6位でした。
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陸上・びわ湖毎日マラソン
(3月6日、大津市皇子山陸上競技場発着)
今夏の世界選手権(韓国・大邱)男子代表選考を兼ねて行われ、
堀端宏行が2時間9分25秒で日本勢最高の3位に入り、
代表の座をつかみました。
20、21、22秒・・・。
冷酷に時を刻むデジタル時計と比例するように、大きくなるストライド。
代表の内定条件は、2時間9分30秒未満での日本人トップ。
陸上関係者が両手を合わせ祈る中、堀端は倒れ込むように、
自己記録となる2時間9分25秒でゴールに飛び込んだ。
「トラックに入り、残り1周となって時計を見て、
80秒以内で走らないと思った。
(ペースを)切り替えないと、オーバーしてしまうと」
実は、1月下旬まで右脚大腿部に痛みがあり、
今大会参戦を決めたのはレース2週間前になってからだったそうだ。
「世界選手権なんて、全く考えていなかった」。
無欲な24歳だが、いざ走ってみると、ランナーとしての闘志に火がついた。
1メートル89の24歳に、規格外の将来性を感じます。
高校2年の夏に行われた大会の5000メートルに出場した堀端に、
旭化成・宗猛監督が「おもしろい」と目を止めた。
決勝で「ビリから2番目」の結果にも関わらず、
外国選手並みの体格とストライドに将来性を見いだし、スカウト。
だが、実業団入社後はおっとりとした性格が災いして伸び悩み、
あきらめようとしていたぐらいですから、
まさに崖っぷちから“奇跡の生還”ですかね・・・。
2月の東京マラソンで日本勢最高の3位となり、
代表入りを決めた市民ランナー、川内優輝に次ぐ新星の誕生。
男子長距離界が久々に盛り上がってきました。