日本馬が、ついに世界の頂点に立った。
3月26日夜に行われた世界最高賞金額
(優勝賞金600万米ドル=約4億8000万円)
のドバイワールドカップを、
昨年の有馬記念馬ヴィクトワールピサ
(栗東・角居勝彦厩舎、牡4)
が日本馬として初めて制しました。
http://www.sanspo.com/keiba/news/110328/kba1103280509020-n1.htm
ミルコ・デムーロ騎手は
「日本のために勝ちたいと思っていた」と涙。
東日本大震災で苦しむ日本を、
少しでも元気づける勝利になれば、と関係者は願っている。
砂漠の夜空にはためいた日の丸。
遠く離れた中東に流れる「君が代」に、
現地にいた日本人の誰もが涙した。
東日本大震災の被害に苦しむ母国・日本に届け、
この世界一の快挙。
世界最高の舞台で、ヴィクトワールピサが
日本馬として初めて頂点に立ったのです。
「日本のために祈っていた。
日本を元気づけたいと思って乗っていたし、
日本のために勝ちたいと思っていました。
僕は日本を愛しています」
日本で騎乗するようになって13年目。
日本をこよなく愛するイタリアのミルコ・デムーロ騎手が、
涙を流しながら感激の言葉を口にした。
ゴールの瞬間、右手を高く挙げてガッツポーズ。
そして右袖につけた喪章を軽く3度叩くと、
左手の人差し指を突き上げて、空を仰いだ。
日本に勝利を届けたい。その願いが今、叶った。
※第16回ドバイワールドカップ
(26日、UAEドバイ・メイダン競馬場8R、GI、
北半球産4歳上・南半球産3歳上、定量、
オールウエザー左回り2000メートル、
1着賞金600万米ドル(約4億8000万円)=出走14頭)
遠く離れた中東で、日の丸が大きく舞たのです。